もし現役アスリートだったらどうする?と言われたので考えてみた。

スポーツ界全体が変革しなければいけない時が来ました。

アスリートのメインである”試合”も延期になっています。
多くのスポーツチーム・アスリートは新たな価値発揮をしなければ、生き残ることは出来ない。

そんな今、もし僕自身が現役アスリートだったら何をやるかを考えてみました。

アスリートの価値ってなんだ?

2019年末にアスリートの価値って何だろう?ということを以下の記事で書かせて頂きました。

みなさんに共感して頂けたようで、現役選手だけでなく、周りのコーチや親御さん、時にはチームのスポンサーをしている方からもコメントを頂けました。

また、「うちのチームの選手に話して欲しい!」というセミナーのオファーも頂けるようになって、アスリートがアスリートの価値について話すって大事なんだなぁという事を改めて感じました。

シェア、コメント、DM、色んな所から反応もらえてめちゃくちゃ嬉しかったっす!!

アスリートの価値の再定義が必要に

と、喜んでいたのも束の間。

この記事を書いていた状況とは、世界が一気に変わってしまいました。
新たに価値を再定義し、アスリートが今出来ることを考えなければなぁ、なんてことをふんわりと思っていました。

そんな中、女子サッカー界に革命を起こしたFCふじざくらを立ち上げた、五十嵐さんから連絡が…

小坂さん、あのアスリートの価値あったじゃないですか?今、小坂さんだったら何します?書いてくださいよ!

五十嵐さんは実際はもっと優しく丁寧な方です(ごめんなさい)

(これは・・・断ってはいけないやつだ・・・)

ということで、身に迫る危険を感じたので、再定義をスタートしていきます。

実践:僕がFCふじざくらのアスリートだったらこう考える

ということで、自分がサッカー選手だったとしてアスリートの価値について考えてみます。
設定があいまいだとやりづらいので、勝手ながらFCふじざくらの一員になったとして考えてみます。

スポーツとビジネスの両立を目指す素晴らしいコンセプトの女子サッカーチーム

まずは、状況把握をしたい所。

さすがにふじざくらの収入状況は見れないのでJリーグを参考にのチームの収入がどんな状況なのか調べてみました。

圧倒的、スポンサー収入。

そもそも活動が出来ないのだから、今まで提供できていた、スポンサーに対しての価値も提供が難しい。
入場料収入も稼ぐことは出来ない。 (DAZNが放映権料減額無しとか言っていたけれども)
もちろん、Jリーグの配分金も期待が出来ないだろう。
これは、ヤバイ。

出来ることを考えてみたけれども、大きく2つくらいしかない。

  1. チームの価値を活かした新たな収入源を作る
  2. スポンサーに対して別の価値を提供する

コストを下げるという事は、言わずもがな。割愛します。

1については、もちろん考えることは出来るがちょっと時間がかかりすぎるので却下。

とりあえずは、2の方向性は可能性がありそうなので2で考えてみよう

そもそも、スポンサーってどんな企業があるんだろう?

FC ふじざくら HPより引用 https://www.fujizakura-sc.jp/partner/

え、多っ!(こんな多くの人たちに支えられているんだ…)

凄い。多すぎる。

もう一つ考えなければいけない事があった。それは、自分たちが何を提供できるか、という事。ふじざくらの一員としてSWOT分析をしてみた。

山梨というキーワードさえ外さなければ、自分たちが価値を生み出せるかもしれない。また、自分たちだけじゃなく、スポンサーと一緒に何かが出来れば、更なる価値を生み出せるかもしれない・・・

山梨の中であれば、私たちは無敵!価値高そう!

ということで、山梨県内の人に対して価値を提供する事を考えよう。山梨県外のスポンサーの方もいるけれども、まずは山梨県内からやっていこうと思う。

さて、ここで価値を提供するにあたって、もう一つ考えなければいけないことがあった。誰に対して提供するか、だ。

  1. スポンサーの見込み顧客に対して価値を提供する
  2. スポンサーの既存顧客に対して価値を提供する
  3. スポンサー企業で働いている方々に価値を提供する

スポンサーと一緒になって1か2をやっていくのも良さそうだけれども、ちょっとスピードが遅くなってしまう。
何よりスポンサーさんのお客さんが求めている事をヒアリングしないと進められない。
今回は、3にしよう。

スポンサーの企業で働いている人に価値を提供するぞ!

いま、山梨県内でスポンサーの企業に勤めている人で困っていることはなんだろうか?

ラインリサーチでこんな記事を見つけた。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002197.000001594.html より引用

男性の4位、女性の3位になっているなんとなく気分が落ち込む、という事に対して何か私たちが出来る事はないだろうか・・・?

スポンサーの価値について書いた記事の中で、こんな文章を書いていた。

スポンサーの人が「自分の分身が必死に戦ってくれている」と思ってもらえるような行動をすることです。

https://kosakayuma.com/sports/sponsor-athlete/

私たちアスリートも未来が見えない中、あなたの分身として頑張っている。不安だけれども練習をしている。そんな熱いメッセージを送り勇気づける事は、価値になるのではないだろうか。

結論:スポンサー企業の従業員全員に個別で応援メッセージ動画を贈る

手間をかけることが、熱を伝えられると思う

時間はたっぷりある。

普通からしたら手間がかかりすぎて、やらない事だ。

けれども、今この状況だからこそ、手間をかけて、ひとりひとりに勇気づけるメッセージを贈るのはどうだろうか。

さぁ、あなたなら何をする?