ずっと思っていることで、公言もしているのですが「水泳って観ててもつまらない」という事をよく言っています。
ただ、どうやったら面白くなるのか、という所についてあまり考え切れていなかったのですが、答えが僕が大好きな漫画「HUNTER×HUNTER」にありました。
HUNTER×HUNTER 210話でのビスケの分析にヒントが
210話でキルアの弱点についてビスケが解説をしているシーンがあります。
そのシーンがこちら。
ゴンを見殺しにする、という強烈な書き出しですが、注目してもらいたいのは、こちらの部分。
作中では、キルアの弱点について解説していて、そこの解説は楽しみにされている方向けに取っておくとして、このビスケの発言を切り取ってみていきましょう。
どうやったら戦いで勝てるのか?
「戦闘力ってのは環境・体調などで上下するもの。例えばCが絶好調ならば不調時のDに高確率で勝てるだろう」
というこの発言。
まずは、「例えばCが絶好調ならば不調時のDに高確率で勝てるだろう」という発言を図として整理すると
こういうことになります。
潜在能力的には、Dが勝ちそうですが、こういった状況では、Cが勝つよねーという極当たり前な話。
では、続いてこちらの発言にに注目してみましょう。
「戦闘力ってのは環境・体調などで上下するもの」
これはどういう事でしょうか?
ここに記載したように、戦闘力をわかりやすくスポーツに置き換えて考えてみるとわかりやすくなります。
スポーツでいうならば、このような2となるわけです。
環境(外的要因)
- 気温/室温フィールドコンディション
- 対戦相手との相性
- 応援の有無
体調(内的要因)
- 疲労度合い
- モチベーション
- 身体的怪我など
要因の多さで能力の差が出やすくなる
さて、スポーツにおいては、基本的に体調(内的要因)面が競技によって大きく異なることはありません(プロ野球などで試合での連戦があるかどうか、などは関係しますが・・・)
では、環境(外的要因)面についてはどうでしょうか?
ここではわかりやすく個人競技に絞ってみます。
例えば、競泳などは、外的要因が非常に少ない競技です。あったとしても25mプールで行うか、50mプールで行うか、程度の差しか生まれません。
一方、サーフィンや競馬などは、波の大きさや、馬場状態。まわりとの駆け引きなど、環境(外的要因)が多くなっています。
つまり、シンプルですが
- 環境要因が大きく変動しない=個人の発揮能力の幅の小さくなる
- 環境要因が大きく変動する=個人の発揮能力の幅の大きくなる
という事になります。
図で表すとこんな感じですね。
では、この戦闘力の幅の広さは何に関係してくるのでしょうか?
それは、勝敗の予測に関係してきて、不確実性というところに着地していきます。
この不確実性という言葉、ギャンブルなどでも使われたり行動経済学でも使われたりしますが、今回は脳科学者である、茂木先生のnoteを引用させて頂くと・・・
はい、ということで不確実性があるものを人間の脳みそは好むようにできているので、不確実なもの=楽しい、という事になります。
先ほどまでは個人競技を比較していましたが、チーム競技の場合は、人数が増えるため、指数関数的にチームの戦闘力に幅が出てきます。
(水泳のリレーなどはチーム競技ではなく、個人の組み合わせとして考えています)
だからこそサッカーなどでは「ジャイアントキリング」などが起きやすいのだと思います。
まとめ:スポーツを楽しくするには不確実性要素を入れていく
さて、とはいって、水泳がつまらないという理由がわかっただけで、これでは、何も解決になっていません。
では、どうやっていくのが良いか?
はい、アイデアがありません。
ということで、Twitterでなんかコメント・アイデアをもらえたらとても嬉しいです。
どうやったら水泳を見るのを楽しく出来るのだろうか・・・!
【ゆる募】
水泳を面白くするためにどうしたらいいかな?って考えたら、必要な要素がみつかったけど、具体案が出ていないので、もし思いつく方いたら是非教えてください!!https://t.co/DPS0KcK5JJ— ゆうま 🇯🇵 元水泳世界2位の経営者 (@yuma_kosaka) November 12, 2022
少年ジャンプ+で「HUNTER x HUNTER」が読めるので、前後が気になった方は読んでみてください。
自分も連載再開したし、また一気読みし直そうっと。個人的にはGI編が好き。
最後になりましたが、引用させて頂きました、作者の富樫先生、集英社の方々、茂木先生には厚く御礼申し上げます。
※画像引用問題がありましたらすぐに取り下げさせて頂きますのでお問合せよりご連絡頂ければと思います。