▼『コンセプトメイキング』
著者:高橋宣行
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
▼Point
「コンセプトメイキング」は、変化の時代の発想法
ありきたりな言葉だけれども、この本の中の事例をたくさん読んで、改めてコンセプトの重要性を知ると、深みが増してきた。
モノ余りの時代 →新しい行動のシンボルが欲しい
確かにもう時代としてモノが余っていて、新しい何かを皆求めているんだなぁと思った。スターバックスでいえば、売っているのは、場所。
当然コーヒーも重要だけれども、それよりも空間を大切にしている。だからこそ接客も大切。ということなんだろうなぁと。
▼感想
コンセプトを作るためには非常に長い時間がかかる。今現在、手伝っている仕事もいくつかはコンセプト不足でどこに進めばいいか、迷走している状態になっている。
この本を読んでコンセプトの重要性や、考え方などは分かったが、超具体的なHow toまでは落ち込んでいなかった。
元々コンセプト自体がHow toに落とし込める内容ではない気もするが。
商品コンセプトを探り出し、マーケティングに応用することはあったけれども、全くの新規Prj系のコンセプトを作り出すための手順なんて本があったら素晴らしいなぁと思った。
ただ、きっとその本が出来てしまうと、「コト余りの時代」、なんてものもきてしまうのかもしれない。そうなると次にくるのは何なんだろうか・・・
▼目次
- いま、なぜ「コンセプト」か?
- 「コンセプト」って何だ?
- 「コンセプト」のカタログ
- どう創る?「コンセプト」
- 「コンセプト」を最大のスキルに