早稲田でのMBAエッセンシャルの内容と感想

先日、早稲田大学MBAと日経Bizアカデミーが共同でやっているMBA Essentials2015を受けてきました。

その中で今回のテーマは早稲田大学ビジネススクール淺羽教授による「ビジネスモデル」。

改めてビジネスモデルをしっかりと講義で学んでみました。

 

アスクルのビジネスモデル

まず最初に事例が出てきたのがアスクル。プラス株式会社の1事業としての誕生から解説されていきました。

asukuru
重要なのは下記3つ

  1. 価値を創造・獲得するために誰に対して何を提供してるか
    →95%を占める中小事業者の不便を解消し便利に安くオフィス用品を提供する
  2. 1を実行する為にどのような活動を組み合わせるか
    →既存の流通システムを分解。ITとや物流技術を活用して流通システムを再構築する
  3. 活動のうちどれを自分で行ない、どれを外部に行なってもらうか、どういった関係を構築するか
    →図だったので割愛

大事な事はアスクルが市場として機能していて機能した要因としては、関係者がこの市場と協力すると良い事が起きる、という事がしっかりと理解できていたからだそうです。

身近ですけれども面白い事例でした。

ビジネスモデルと戦略

マイケル・ポーターが提唱する競争戦略の基本戦略(Generic Strategy)をベースにマクドナルドとモスバーガーを比較していきました。

残念ながらマクドナルドが非常に不調な状況だったため、戦略が上手くいっていないような感じもうけましたが、実際に4Pで見てみると過去のマクドナルドはコストリーダーシップ戦略は徹底していたなぁと思いました。

ここでは差別化戦略とコストリーダーシップ戦略のどちらかに集中しなければいけないといっています。

この事をStuck in the middle(二兎追うものは一兎も得ず)といっています。
(但しこのキーワード、後で重要な意味を持っていきます)

立地なんかも身近な所で比較すると更に分かりやすいなぁと思い、何かの講演依頼が来た時は来た人に身近に感じられる事例にしようと思いますね。聞いていて少し引きこまれる。

 

続いてサウスウエスト航空の業務活動システムの解説がされました。

southwest

重要なポイントをまわすために様々な活動が複合的に絡み合い、それがシステムとして機能している。
これを「System of Activities」だったり、「Strategic fit」というそう。

大事な事は全ての活動が相互に補完し強化し合っているという事。

こういった視点でビジネスモデルを見てみると面白いですね。

システム思考だったりという言葉が書店で一時期流行っていたように思いますが、ビジネスをシステムとして仕組みを分解し理解し整理してあげること。これが非常に重要だと思います。

新しいビジネスを考えている今の段階だからこそ、補完関係も含めて改めて整理してみようなぁと思います。
色々なツールや考え方をインプットしてみて、整理してみたいですね。

俺のイタリアン分析

宿題として出ていた、俺のイタリアンはどういった戦略を取っているかの宿題。内容は以下

  1. 俺の○○○の成功をもたらす特徴・工夫を列挙しなさい。
  2. 俺の○○○の競争戦略の基本戦略(コストリーダーシップ、差別化、集中)はなにか?

成功をもたらす特徴・工夫

講義中に話している人からでたキーワードは次の通り

「高級料理・食材・客単価3000円・立ち飲みによる高回転率・高密度・わかりやすい店名・ドミナント戦略・一流シェフ・ライフスタイル・数量限定・社会的意義・広告をうたない」

そして、発言したけど緊張した。笑
こういった所で講義するにはまだまだ経験不足だなぁと思いました。

はい、脱線しましたが元に戻します。

続いてキーワードを4Pに整理していきました。

Product「高級料理・食材・一流シェフ」
Price「客単価3000円・高回転率・高密度・立ち飲み」
Promotion「数量限定・社会的意義・広告を打たない」
Place「銀座一等地、分かりやすい店名」

 

更に分類したのが、コストを使う部分と使わない部分で分けていきました。

コスト利用「高級食材・一流シェフ・銀座一等地」
コスト不利用「広告打たない・高密度」

ここまで分類をするとStuck in the middle状態ですよね。どっちも追っかけています。
だけれども「俺の」はニッチなブルーオーシャンを攻めているということじゃないでしょうかということです。
但し非常にニッチなので、チェーン展開するのはある程度限界があるんじゃなかろうかというのも一つの解釈でした。

俺の競争戦略

戦略がきくポイントってものはいくつもあるので、ファクター毎に戦略を明確に分けることでStuck in the middle状態に陥らないんじゃないかという話でした。
つまり中途半端なものではなく戦略のポイントは濃淡はっきりさせましょうって事ですね。

また、ライバルをどっちとして捉えるかによって戦略の解釈の仕方が変わるだろうと。
立地という点では、銀座という非常に競争の激しい場所でぽっかりと空いてしまった中間を「俺の」が押さえた事で成功したのではないかということです。

mba_photo

随分と前に1つの軸で考えると新しい市場が見つからないと言う話でした。
今回は飲食店は高級=高級食材という考えでしたが、新しい「回転率(席でのゆったり時間)」という軸を追加する事で新しい市場を見つけられたんだなぁと思っています。

フィットネスで言うと、今までセントラルやコナミ独占だった所に、フィットネスやライザップが参入しているように。
色々な市場での隙間を見つけて、Stuck in the middleに陥る事なく、事業展開ができると新しいビジネスチャンスが見えてくるんだろうなぁと思いました。

全体として非常に勉強にはなりましたが、お金払った分の知識は得られたかな?
でもやっぱりMBAは人との交流の場なのかも。
2時間みっちり…疲れました。

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